一般歯科
虫歯を放っておくのは危険です
虫歯はある程度進行してから、歯が痛い、歯がしみるといった症状が現れます。進行した虫歯は決して自然に治りません。放っておくと症状が悪化するばかりです。
虫歯は早期に発見できれば、痛みを感じることなく治療ができます。しかし、進行してしまうと治療も複雑になり、長期化し、費用もかさみます。
できるだけ早く、歯科医院で受診することを心がけましょう。
虫歯治療
小さな虫歯や、虫歯が神経まで達していないケースでは、白い合成樹脂や「インレー」と呼ばれる金属などを使って、虫歯でできた穴を埋める処置を行います。基本的には1、2回の来院で終わります。
虫歯は治療したら終わりというわけではなく、アフターケアも大切です。日々のプラーク(汚れ)が付着することから、またむし歯になる可能性があるのです。当院では治療後も4カ月に1回や、半年に1回のペースで検診にくるようお伝えしています。治療後のメンテナンスをしっかりすることで、虫歯の再発を防ぎ、患者さんが生涯、健康的な歯で生活できるようサポートします。
歯周治療(歯槽膿漏)
歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢や歯石が原因で、歯肉が炎症を起こす病気です。歯ぐきの腫れや出血などの症状があり、進行すると歯を支える歯槽骨が溶け、歯がぐらぐらし始め、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は歯だけでなく、全身の疾患にも影響を及ぼします。歯周病の原因菌が何らかの理由で血管の中に入ると、さまざまな病気を引き起こしたり悪化させたりする場合があります。
歯周病は痛みや自覚症状がないまま進行していく恐ろしい病気です。症状が出た時にはかなり進行してしまっている場合もあります。口臭の原因ともなりますので、早めに治療しましょう。
当院では、歯周病の原因となる歯周病菌の数を減らすため、歯石やプラーク、バイオフィルムの除去、歯肉マッサージ、ブラッシング指導を行います。
根管治療(神経・根っこの治療)
すでに虫歯が大きくなっている、歯周病がかなり進行してしまっているなどという場合は、根管治療を行います。歯の根っこの管を根管といいますが、虫歯が神経まで達して痛みが強い場合、根管内の神経を取り除く必要があります。神経を取った後、根管を洗浄して薬を詰め、細菌が入り込まないようにします。これが根管治療です。
治療の後は、しっかり食べられるように差し歯や被せ物で歯冠を修復していきます。治療期間の目安は1カ月から1カ月半です。
補綴治療
歯が欠けた箇所や、根管治療や抜歯などで歯がなくなった箇所を、人工物で噛めるように補うのが補綴(ほてつ)治療です。
治療内容はさまざまで、両脇の歯を土台にして人工の歯を橋のように架ける「ブリッジ」や、歯根に金属の芯を挿し込んで歯を造る「クラウン」などです。
最近では、歯がなくなったところの骨にチタンなどの金属を埋め込み、その上に人工の歯を作る「インプラント」も増えてきています。
白いものがいい、丈夫なものがいい、保険が利くものがいいなど、患者さんのご希望に沿った治療方法をご提案いたしますので、ご不明な点はお気軽にお尋ねください。
義歯(入れ歯)
入れ歯は、歯がなくなった箇所に人工の歯をはめこみ、人工歯についた金具やバネを隣の歯に引っ掛けるなどして固定するものです。一部の歯が欠損している場合に対応する「部分入れ歯」と、上下どちらか、あるいは上下ともすべての歯を失った場合に対応する「総入れ歯」があります。
金属のバネを使用せず目立たない「ノンクラスプデンチャー」など、他人からは入れ歯だとわかりにくいタイプもあります。
また、総入れ歯で入れ歯が外れやすい、動いて仕方がないという方、もっとしっかりと噛みたい方には、インプラントを併用した安定感のあるタイプもご用意しております。
入れ歯はフィット感が重要です。噛み合わせが悪い、入れ歯と歯ぐきが密着していないなど少しでも違和感がある場合は、残りの歯の状況や噛み合わせ、噛み癖などを調べ、奥歯の高さを調整するなどして患者さんが簡易敵に使用できるよう最善の方法を探ります。